①単にタイミングを逃している場合は「着床の窓/ERA」を受ける事で妊娠の確率が上がると云われます。
② 子宮や卵巣に何らかの問題が起きている場合は、手術や投薬で妊娠に至る方も多く見受けられます。私がこれ迄担当させていただいた患者様の中には、検査を受けられた事で子宮のポリープが見つかり、処置をして無事に妊娠に至った方等もいらっしゃいます。
なかなか妊娠へと繋がらない時は、そのような事も含め、掛かり付けのクリニックでご相談されるのも良いかもしれません。
一方で③自律神経の乱れによる不妊の場合は、原因が複雑な事も多く、一人で解決する事が難しい場合もあります。
例えば下記のような症状に当て嵌まる事はあるでしょうか?
・手足の先が冷たい/いつも冷えを感じる
・いつも倦怠感があり疲れやすい
・頭痛、めまい、立ち眩み
・便秘または下痢、食後の不快感を感じる
・慢性的な肩こりや腰痛がある
・急に胸が苦しくなったり動悸を感じる事がある
・急に汗が止まらなくなる/寝汗がひどい
・眠れない
このような症状を感じる時は、自律神経の乱れが原因になっている可能性がとても高いと思われます。
上記の症状は自律神経と深く関係しており、また自律神経と血流は密接な関係を持っている為、そのまま我慢して放っておく事でお体全体が強張り、酸素や栄養、ホルモン等が卵巣や子宮に届きづらくなり、どんどん赤ちゃんを迎えづらいお身体になってしまいます。
<ARTを受けられていらっしゃる方>
一つ一つが貴重な受精卵、特にグレードの高い受精卵には期待も一入ですが、中には質の高い受精卵でも着床に至らないという事があります。
そのような場合の多くは子宮環境が整っていない事が原因として往々にしてありますので、一日も早く赤ちゃんを迎える準備を進めることが大切です。
また女性は誕生時に約200万個程の卵子(原子卵胞)を持って産まれてきますが、その卵子はずっと同じ数を保っているわけでは無く、毎日約500~1000個程が自然に減少していきますので、少しでも早く家族計画を立てる事が望ましいと云えます。
こう云う話を聞いてしまうと穏やかではいられなくなってしまうかもしれませんが、実は卵子の数が少ないからと云って皆が妊娠しづらいという事ではありませんし、ストレスが在るからと云って妊娠できない訳でもありません。
大切なのは卵子の質を上げ、
ママとなる貴女のお身体をしっかり整えてあげる事。
千里の道も一歩から・・焦らず気負わず、
貴女のペースで妊活を進めて行きましょう。